副甲状腺機能亢進症(原発性/続発性)<子どもの病気>の症状の現れ方

 高カルシウム血症の症状として、易(い)疲労感(疲れやすい)、口の渇き、多尿、不眠、イライラ感、軽度の筋力低下や感覚鈍麻(どんま)などがあります。再発性尿路結石症(にょうろけっせきしょう)を伴う例もあります。
 NSHPTでは哺乳不良、嘔吐、肋骨の変形や骨折による呼吸障害が生じます。一方、FHHでは症状が乏(とぼ)しく、骨所見に異常は認められません。

副甲状腺機能亢進症(原発性/続発性)<子どもの病気>の診断と治療の方法

 腫瘍に基づくものでは、小児では全例で手術が必要と考えられます。NSHPTを含め、高カルシウム血症クリーゼの時には、まず脱水の補正を行い、そのあと利尿薬(尿カルシウム排泄促進)、カルシトニン(骨吸収の抑制と尿カルシウム排泄促進)、ビスホスフォネート製剤(骨吸収の抑制)などを投与します。
 続発性副甲状腺機能亢進症では、高リン血症、低カルシウム血症の是正が重要であり、ビタミンD製剤の投与や食事療法が行われます。