リウマチ熱<子どもの病気>の症状の現れ方

 病初期はのどの痛み、そして2〜3週間後に発熱と関節痛で発病します。

(1)多関節炎(たかんせつえん)
 約70%にみられ、高熱を伴い、肩、肘(ひじ)、膝(ひざ)、足首など比較的大きな関節に炎症がみられます。痛み、熱感を伴い、移動性であることが特徴で、関節リウマチのようにあとになって関節が変形することはありません。

(2)心炎(しんえん)
 最も問題となる合併症で、約半数の患者さんに発症します。とくに心臓のなかにある弁が障害を受けると、患者さんのその後の生活に大きな影響を与えることになります。自覚症状として動悸(どうき)、胸苦しさを訴えることがあります。

(3)舞踏病(ぶとうびょう)
 脳の障害によるもので、手足が勝手に動く不随意(ふずいい)運動が出現します。字が下手になったり、行儀が悪くなるなどの症状を示すこともあり、チックや多動症として見過ごされることもあります。
 その他の症状として、輪状紅斑と呼ばれる皮膚の発疹や皮膚の下のしこり(皮下結節)が認められることもあります。

リウマチ熱<子どもの病気>の診断と治療の方法

 溶連菌の感染に対して、抗生剤を投与する必要があります。ペニシリン系の抗生剤を10〜14日間続けて内服します。心炎にはステロイド薬を使用します。関節炎には非ステロイド性消炎鎮痛薬が有効です。舞踏病には抗けいれん薬を使用します。
 通常、関節炎は3〜4週間で軽快します。心炎は早期に適切な治療を開始すれば、ある程度軽快しますが、なかにはリウマチ性弁膜症(べんまくしょう)を残すこともあります。