乳腺の肉腫<女性の病気と妊娠・出産>の症状の現れ方

 多くは急速に増大する乳腺腫瘤を症状とします。線維肉腫脂肪肉腫は時に緩慢な発育をすることがあります。肉腫は主として血液を介して肺や肝臓に転移しますが、リンパ節に転移することはほとんどありません。来院時にはすでに多数の肺転移があることもあり、急速な経過をたどります。

乳腺の肉腫<女性の病気と妊娠・出産>の診断と治療の方法

 乳腺の肉腫の治療は手術と化学療法ですが、いずれも乳がんに比較すると有効とはいえません。手術は腫瘍が巨大であれば乳房切断術を要しますが、リンパ節の切除は必要ありません。皮膚の欠損が大きな場合には植皮しなければなりません。
 しかし、手術してもすみやかに再発したり、肺や骨に転移するものが多くみられます。化学療法としてはアドリアマイシンやエンドキサンが用いられていますが、その結果は良好とはいえません。放射線療法は一時的に有効なことがありますが、根治することは困難です。