外陰パジェット病(外陰ぺージェット病)<女性の病気と妊娠・出産>の症状の現れ方

 初発症状は外陰部のかゆみが大部分で、外陰部の不快感や変色を訴えることもよくあります。長期に及ぶかゆみと灼熱感(しゃくねつかん)、あるいは痛みを伴って、大陰唇に発生することが多く、病変は正常な皮膚との境界が明瞭で、軽度に盛り上がり、紅色を帯びた湿疹様にみえます。

外陰パジェット病(外陰ぺージェット病)<女性の病気と妊娠・出産>の診断と治療の方法

 手術が治療の基本と考えられます。浸潤性のがんが共存しない場合は、病変から少なくとも2cm以上、正常に見える皮膚を含めて切除することが必要とされています。摘出した標本のなかに浸潤がんを認めることもあるので、皮下組織全体を残さずに切除することが大切です。
 切除した摘出物に浸潤がんを認めた場合には、広汎外陰切除および両側鼠径(そけい)リンパ節の郭清(かくせい)を行います。郭清とは、がんの転移の有無にかかわらず、周辺のリンパ節をすべて切除することです。
 浸潤がんが存在しない場合は、再発率は高いものの生命予後は良好です。浸潤がんが共存する場合は、しばしばリンパ節転移や遠隔転移がみられ、予後は不良とされています。