羊水過多症<女性の病気と妊娠・出産>の診断と治療の方法

 母体の呼吸困難、悪心(おしん)、嘔吐、心悸亢進(しんきこうしん)などの症状がみられる場合には、腹壁から穿刺針(せんししん)を子宮腔内に刺し入れ、羊水を吸引除去します。大量の急速吸引による急激な減圧は、胎盤剥離(たいばんはくり)や子宮収縮を誘発することがあるので注意を要します。羊水除去の効果は一時的であることが多く、繰り返し行うか、胎児が成熟しているようであれば娩出させます。
 羊水過多の時は通常の経腟分娩(けいちつぶんべん)では合併症を起こしやすいので、帝王切開が行われることが多くなります。