びまん性脳腫脹(浮腫)<外傷>の症状の現れ方

 最初の頭部打撲は軽く、意識障害を来すことはほとんどありません。その後、数分から多くは数時間以内に頭痛、嘔吐の頭蓋内圧亢進症状が現れ、軽度の意識障害(不穏や傾眠(けいみん))、あるいはけいれん発作を来します。まれに昏睡(こんすい)になることもあります。
 成人の脳の損傷に伴う場合では、受傷直後から意識が損なわれます。

びまん性脳腫脹(浮腫)<外傷>の診断と治療の方法

 通常は経過観察だけで回復しますが、意識の障害がある場合には、薬物療法(脳圧降下薬としてグリセオールやマンニトールの点滴注射)や過換気(かかんき)療法(人工呼吸器を使って呼吸を速くすると脳の血管を収縮させる効果があり、うっ血が改善する)が行われます。
 脳挫傷を伴う場合は、それに対する治療が行われます。