脳振盪<外傷>の症状の現れ方

 健忘(けんぼう)(記憶が失われること)が起こるため、受傷時のことを思い出せません。
 見当識(けんとうしき)の障害(日付や場所、周囲の人のことがわからない)や意識消失が一過性にみられることもありますが、ほとんどの場合は受傷直後に改善するため健忘だけが残り、その他の脳の機能異常は認められません。
 頭痛や嘔吐などを伴うこともあります。

脳振盪<外傷>の診断と治療の方法

 経過観察だけで正常に回復します。頭部CTで脳挫傷(のうざしょう)や血腫などの異常があれば、それに対する治療が行われます。頭痛や嘔吐があれば、症状に応じて安静、点滴あるいは薬物療法(対症療法として鎮痛薬や制吐薬など)が行われます。
 失われていた記憶の一部はもどりますが、けがをした時のことは思い出せないのが普通です。ただし一般的には、その後に記憶障害が後遺症として残ることはありません。