耳介血腫<外傷>の症状の現れ方

 耳介前面の上半分に青赤色の球形の腫瘤(しゅりゅう)が急に発生します。内容は初期には血性で、のちには黄色透明な液状になります。
 病歴と視診で、診断は容易です。

耳介血腫<外傷>の診断と治療の方法

 穿刺(せんし)(針を刺す)、吸引により血液を除去できますが、圧迫しておかないと再発します。圧迫の方法は、耳介の凹凸に合わせてガーゼタンポンを当て、接着剤で固定し、軟骨をとおして糸をかけ耳介両面に圧迫タンポンを縫いつけます。
 最近、穿刺により血腫内容を吸引したのち、血腫内に入れた外套(二重になっている穿刺針の外側のみ)を2週間そのままにして、再び血腫がたまるのを防ぐ方法が報告されており、有用です。
 手術的に血腫を除去する場合に、耳介の後面に切開を入れて、軟骨を除去して前面の血腫を除く方法は、傷が目立たないため推奨できます。