ハチ刺傷<外傷>の症状の現れ方

 刺された直後に激痛が走り、局所は発赤、腫脹します。大型のスズメバチや多数のハチに一度に刺されるとハチ毒による中毒として、頭痛、発熱、嘔吐・下痢などの消化器症状や、呼吸困難、さらにはけいれんなどの全身症状が現れ、多臓器不全から死亡することもあります。
 アナフィラキシーショックは、刺されてから15〜20分以降に起こります。前回刺された時に、局所の症状が激しかった場合、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性が高いとされているので、注意が必要です。

ハチ刺傷<外傷>の診断と治療の方法

 局所の疼痛、掻痒感(そうようかん)(かゆみ)、発疹、熱感などに対する対症療法と感染予防が行われます。重症の患者さんでは呼吸・循環管理を中心にした抗ショック療法を行います。
 山林業などに従事する人々を対象に、アナフィラキシーショックによる死亡を回避するため、刺された現場で注射できる自己注射用アドレナリンが日本でも2003年から発売されています。