起立性低血圧症<循環器の病気>の症状の現れ方

 めまいやふらつきなど起立時の症状は午前中に出現しやすく、とくに食後や運動後に増悪することがあります。高齢者ではとくに食後に一過性の意識消失発作(失神)を認めることがありますが、その原因として、食後に血液が内臓にたまることが、全身の血管抵抗を減少させているとされています。

起立性低血圧症<循環器の病気>の診断と治療の方法

 診断には起立時に血圧測定を行うことが必要です。起立試験の結果、臥位(寝た状態)や座位時の血圧と比較して、起立後3分以内で収縮期血圧20mmHg、拡張期血圧10mmHg以上の低下を認めた場合を陽性として、起立性低血圧症と診断されます。
 その際、起立時にめまい、ふらつき、眼前暗黒感、失神などの症状が生じた場合、起立性低血圧症に伴う症状と判明します。
 起立性低血圧症の治療では、生活指導を含めた一般療法と薬物療法が基本となります。
 一般療法は本態性低血圧症の治療と共通することが多く、生活指導から運動療法、物理療法までが行われます(表15)。