心臓神経症<循環器の病気>の症状の現れ方

 胸痛、動悸、息切れ、呼吸困難、めまいなどの症状を示します。このうち胸痛はほとんどの患者さんが訴えるものですが、その痛みは一見、狭心症(きょうしんしょう)の症状と似ています。しかし、よく調べると多くの点で違いがあることがわかります。
 心臓神経症で感じる胸痛は「ズキズキ」とか「チクチク」と表現されるような痛みで、痛む部分が左胸のごく狭い範囲に限られており、手で圧迫すると痛みが強くなるという点が特徴です。この痛みは運動したり、興奮したりしている時ではなく、たいていは一人で静かにしている時に現れ、長い時は1日中続くこともあります。

心臓神経症<循環器の病気>の診断と治療の方法

 心臓神経症の原因は“こころ”の問題なので、症状が起こる仕組みをよく説明して納得してもらうと同時に、患者さんの症状を引き起こしている原因が何であるのかを調べ、それに対するアドバイスをします。
 症状が強い場合には、心臓のはたらきを抑えるβ(ベータ)遮断薬や精神安定薬が処方されることもあります。
 これらの治療を行っても症状が続く場合には、心療内科や精神神経科の医師の診察が必要になります。