心房中隔欠損症<循環器の病気>の症状の現れ方

 普通、10代では無症状です。しかし、手術をしないでそのまま年齢を重ねると20代後半〜30代にかけて症状が現れてきます。
 最初の症状は、動いたあとの息切れや疲れやすさなどで、そのうちに心房細動(しんぼうさいどう)などの不整脈や、むくみ(浮腫)や動悸(どうき)などの症状が次第に強くなってきます。

心房中隔欠損症<循環器の病気>の診断と治療の方法

 手術による治療法とカテーテル治療法があります。手術では人工心肺を用いて開心術を行い、直視下に孔を縫って閉鎖します。
 カテーテル治療(カテーテルを用いた閉鎖術)とは大腿(もも)の血管から心房まで閉鎖器具を装着したカテーテル(細いチューブ)を入れ、そのカテーテルを右心房から心房中隔欠損の孔をへて左心房にまでとおし、最初に左心房のなかで円盤を広げ、次にカテーテルを引き抜いて右心房で2個目の円盤を広げ、2つの円盤で心房中隔をはさむようにして器具を固定することで孔を閉じる方法です。うまく留置できたあとは閉鎖器具からカテーテルを切り離して大腿部から抜き、止血して終了です。この方法では胸に手術創はつかないのですが、心臓の中に留置した器具の長期予後についてはいまだ明らかではありません。