心房粗動<循環器の病気>の症状の現れ方

 心房粗動は、一般的には突然始まり長時間続くことが多いようです。自然に止まることもありますが、自然に止まらないことも多く、直流通電による電気ショックで止めることもしばしばあります。
 症状としては動悸(どうき)がする、胸部に違和感がある、胸が躍(おど)るように感じる、胸が痛むなどがあります。

心房粗動<循環器の病気>の診断と治療の方法

 心房粗動をすみやかに止める場合には直流通電による電気ショックを行います。
 電気ショックによる心房粗動停止率は90%以上です。心房頻回ペーシングによる心房粗動停止率も90%以上ですが、抗不整脈薬による停止率は20%くらいです。興奮波の伝導を抑えるナトリウムチャネル遮断薬による停止率は10〜20%ですが、粗動回路の不応期(ふおうき)を延長させるカリウムチャネル遮断薬(ベプリジルあるいはアミオダロン)による停止率は50%くらいです。
 一方、純粋なナトリウムチャネル遮断薬のIc群抗不整脈薬(ピルジカイニド)による予防率は50%くらい、カリウムチャネル遮断薬群による予防率は70%くらいです。
 通常型心房粗動に対しては高周波カテーテル・アブレーション(コラム)による根治が可能で、根治率は90%以上です。カテーテル・アブレーションは非薬物療法による心房粗動の予防になります。