レイノー症候群とはどんな病気か

 何らかの病気が原因で生じたレイノー現象をレイノー症候群といいます。レイノー病と異なり、性・年齢に特徴はなく、左右対称ではないことが一般的です。症状が進行すると皮膚硬化、潰瘍(かいよう)、壊疽(えそ)(組織が死ぬこと)などがみられることもあります。

原因は何か

 全身性エリテマトーデス(SLE)や強皮症(きょうひしょう)などの膠原病(こうげんびょう)、閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)やビュルガー病などの閉塞性動脈疾患、胸郭出口(きょうかくでぐち)症候群などの神経圧迫からくる病態、タイピスト・ピアニスト・林業従事者などにみられる振動性外傷からくる病態、神経炎・多発性硬化症(たはつせいこうかしょう)・脳卒中手根管(しゅこんかん)症候群などの神経疾患、多血症(たけつしょう)などの血液疾患、重金属中毒、悪性腫瘍など、さまざまな病態がレイノー現象を引き起こします。

検査と診断

 考えられる原因に関する検査をすすめます。レイノー現象は各原因疾患の初発症状であることが少なくないため、最初のうちは血液検査でも診断がつかないこともあります。経過を追って検査を行うことが必要です。

治療の方法

 原因疾患に対する治療が基本になります。レイノー現象に対しては、血管拡張薬以外の方法として、重症例には交感神経ブロックが行われることがあります。

レイノー症候群に気づいたらどうする

 原因疾患への対策が中心になります。原因疾患が職業と関連している場合には、病気自体とは異なる面の対策も必要になります。
 レイノー現象に対する注意はレイノー病と同じです。