子どものかぜ<呼吸器の病気>の症状の現れ方

 子どものかぜでは、発熱とともに下痢や嘔吐(急性胃腸炎)がよくみられ、ロタウイルスによる冬季下痢症がその代表です。秋には腸管アデノウイルスによる胃腸炎もみられますが、発熱は軽度です。いずれも3割程度が上気道炎(じょうきどうえん)の症状を伴いますが、下痢症状が続く時は早めに小児科を受診してください。乳児ほど予備能力が低く、簡単に脱水症状や体内の電解質(ナトリウムやカリウムなど)バランスの異常を来すからです。
 赤ちゃんのかぜで注意を要するのは、不機嫌な時、不安そうで泣きやまない時、食欲がかなり落ちた時などですが、とくに体温の上がり下がりが激しい時や呼吸が浅くて速く苦しそうな時、咳(せき)の際にゼーゼーする時、小鼻がひくひくするような息をする時などは肺炎の可能性があるので、すぐ受診してください。一方、くしゃみや鼻水が出て軽い咳をしても、機嫌がよく食欲があり、睡眠もとれる時はそのまま様子をみても大丈夫です。