肺寄生虫症<呼吸器の病気>の症状の現れ方

 咳、胸痛、血痰(けったん)が主症状で、胸水貯留で発見されることもあります。
 肝エキノコックス症では肝腫大、腹水、黄疸(おうだん)などの症状が現れ、最終的には肝不全となります。肺エキノコックス症では血痰がみられることが多く、胸膜炎気管支炎を伴います。

肺寄生虫症<呼吸器の病気>の診断と治療の方法

 ブラジカンテルが最も優れた薬剤で一般的です。副作用は一般に軽く、一過性の吐き気、腹痛、肝障害、発疹あるいは頭痛、めまいなどがみられます。
 初期では症状に乏しく診断は困難ですが、免疫血清学的検査(酵素抗体法で90%、ウエスタンブロット法で95%の陽性率)が有用です。
 本症に有効な駆虫剤はなく、外科的切除が原則です。