圧迫性ニューロパチー<脳・神経・筋の病気>の症状の現れ方

 圧迫性ニューロパチーには、急性に起こるものと慢性・反復性に起こるものとがあります。
 急性圧迫性のものは、駆血帯(くけつたい)の長時間圧迫、長時間の正座、手枕での熟睡(土曜の夜の麻痺)、新婚の夜の麻痺(腋窩部に花嫁の頭を乗せる)などで現れます。とくに橈骨(とうこつ)神経麻痺は垂れ手(手指や手首を水平・挙上できなくなる)としてよく知られています。急性発症の場合、リハビリにより多くは短期間(数日から月単位)で回復します。
 慢性・反復性圧迫性のものは月・年単位で現れ、その大部分は絞扼性(こうやくせい)です。代表的なものは手根管症候群ですが、そのほかに肘管(ちゅうかん)症候群(肘(ひじ)での尺骨(しゃっこつ)神経麻痺)、総腓骨(そうひこつ)神経麻痺などがあります。
 下肢に起こる総腓骨神経麻痺は、やせ型の人が長時間足組みをしたあとに現れてきます。膝窩部(しっかぶ)で腓骨に神経が押しつけられ、垂れ足(足指や足首を上げることができない)を来します。麻酔、長期の臥床(がしょう)(寝込む)、ギプスなども原因となります。時に膝窩後部はくぼんでおり、ひとつのコンパートメント(個室)をつくっています。何らかの原因でこのくぼみがはれると、神経(動脈、静脈なども通過)の圧迫が起こり、下腿の筋萎縮を生じてくるために、早期にはれを除去する必要もあります。

圧迫性ニューロパチー<脳・神経・筋の病気>の診断と治療の方法

 治療法は原因によりさまざまです。