その他の筋疾患<脳・神経・筋の病気>の症状の現れ方

 発熱、関節炎(関節が赤くはれ、痛い)、筋痛とともに筋力低下が数カ月の間に進行します。皮膚症状が合併すると皮膚筋炎(コラム)と呼ばれますが、本質的には同じ病気と考えます。
 症状は生まれた時からの筋力低下です。泣く力や母乳を吸う力が弱く、あお向けに寝ると両足を開いて独特の体位となります。歩行開始など運動発達は遅れますが、概して進行せず、社会生活を送ることが可能です。しかし、重症の場合では生後間もなく人工呼吸器治療を要することもあります。
 進行性の筋力低下とミオトニー症状です。ミオトニーとは、運動したあとに自分の意思で筋肉が弛緩(しかん)できない状態を指します。たとえば、熱いやかんの取っ手をつかんで熱いと感じても手が放せないというような現象が起きます。
 筋力低下は、一般の筋ジストロフィーが主に体幹筋や肩・腰周囲筋に障害が現れるのに対して、この病気では手足の先端が主に侵されます。

その他の筋疾患<脳・神経・筋の病気>の診断と治療の方法

 膠原病の一種ですから、副腎皮質ステロイド薬の投与が効果的です。発病後6カ月以内に治療を開始することが大切とされています。ステロイド薬の効果が思わしくない症例では、免疫グロブリン大量静注療法が有効だという報告もあります。
 筋痛がある間は安静にしているべきですが、筋痛がなくなったら積極的にリハビリテーションを行うことが大切です。
 中年以降の多発性筋炎の半分近くが、悪性腫瘍(しゅよう)(がん)の一症状です。発症した時点ではがんが見つからないことが多く、数年経過してから初めてがんが見つかることも少なくありません。
 リハビリテーションが有効です。
 白内障を90%以上の患者さんが併発しますが、眼科的手術によって対処は可能です。糖尿病の合併が多いのも特徴です。この病気における糖尿病の特徴は、重症化しないものの治療に対して抵抗性があるということです。また、心伝導障害のために心臓ペースメーカーの装着が必要になることもしばしばです。
 このタイプでも呼吸障害が起こりやすいので注意を要します。また嚥下障害が早期からみられることもあります。