舟状骨骨折とはどんな外傷か

  • 舟状骨は、手首の関節面を作っている親指側にある楕円形の小さな骨です。
  • この骨折は、手をついて転んだ時に発生します。
  • 図14 舟状骨骨折
  • あまり強い症状が出ないため、捻挫(ねんざ)程度と思いこみ診断が遅れることがあり注意が必要です。
  • X線検査で見落とされることもあります(図14)。
  • また、骨がつきづらい骨折です。

舟状骨骨折の症状の現れ方

  • 親指を動かすと手首に近い親指の付け根の部分に痛みが出たり、その部位を押すと痛みが出ますが、あまり強い症状は現れません。
  • 受傷後しばらくしても仕事をすると痛みが出たり、強く手を握ると痛みが出る場合にはこの骨折の可能性があります。

舟状骨骨折の検査と診断

  • 骨折の診断が難しいため、いろいろな角度からX線写真を数枚撮影します。
  • CTやMRI撮影が必要となることもあります。

舟状骨骨折の治療方法

  • ずれが少ない場合には親指から肘までギプス固定をしますが、6週間以上必要となります。
  • ずれが大きかったり、受傷して時間がたっている場合には、ねじで骨折部を固定します。
  • 骨のつきが悪い場合には骨を移植します。

応急処置はどうするか

  • 三角巾などで手首を固定したうえで、氷などで冷やしながら整形外科を受診してください。