手における変形性関節症<運動器系の病気(外傷を含む)>の症状の現れ方

 長時間の作業など無理をした時などに疼痛(とうつう)が現れます。痛みの軽い場合もありますが、変形が進行するにつれて動きが制限されてきます。
 指の先端の第一関節(DIP関節)に生じるへバーデン結節では、変形が進行する時期には発赤(ほっせき)やはれがあり、痛みを伴うことがありますが、ほとんど痛みがなく変形だけ生じることもあります。
 母指の付け根の関節(母指CM関節、MP関節)の変形性関節症では、物をつまむ動作で母指の付け根に痛みが出ます。
 手首の関節(手関節)の変形性関節症では、手を使用した時の痛み、手首のはれ、運動制限などが徐々に出現します。

手における変形性関節症<運動器系の病気(外傷を含む)>の診断と治療の方法

 まずは痛みに対して安静、装具、湿布、塗り薬、痛み止めの内服薬などを用いた保存的治療を行います。痛みが強い場合には、一時的に炎症と痛みを和らげるため、局所麻酔薬とステロイド薬の注射を行う場合もあります。
 変形のため日常生活に支障がある場合には、機能的な形で関節を固定する手術を行う場合があります。人工関節や関節の形を整える関節形成術といった手術も行われます。