変形性足関節症とはどんな病気か

 長年の使用や繰り返される負担、けがなどによって、関節の軟骨がすり減ったり、骨の変形が生じたりする病気です。

原因は何か

 原因がはっきりしない加齢に伴う一次性の変形性足関節症と、何らかの原因で生じる二次性の変形性足関節症があります。
 多くは二次性で、骨折や捻挫(ねんざ)に伴う靱帯損傷などの外傷、化膿性関節炎、骨壊死(えし)などが原因で、徐々に足関節(足首の関節)の変形を生じます。

症状の現れ方

 歩き始め、階段の昇降、長時間の歩行や立ち仕事のあとに痛みが起こります。徐々に足首のはれや変形が起こり、動きが制限され正座や坂道での歩行が不自由になります。

検査と診断

 診断は歩行状態、変形、はれや痛みの部位、動きなどの診察とX線検査で行います。X線検査では関節軟骨のすり減りや骨の増殖(骨棘(こっきょく))の程度などを検査します。

治療の方法

 まずは痛みに対して安静、足底装具、足関節サポーター、湿布、塗り薬、痛み止めの内服薬などを用いた保存的治療を行います。炎症と痛みを和らげるため局所麻酔薬とステロイド薬の注射を行う場合もありますが、効果は一時的です。
 重度の変形があり日常生活に支障がある場合には、関節固定術や人工関節手術などの手術が行われます。

変形性足関節症に気づいたらどうする

 長引く足首の関節の痛みやはれ、正座ができないなどの症状があれば変形性足関節症の可能性もありますので、整形外科の受診をすすめます。