変形性頸椎症<運動器系の病気(外傷を含む)>の症状の現れ方

 通常、肩こりや頸部の運動痛が最も多い症状ですが、背部痛も比較的多い症状です。とくに、頸椎の動きに応じて変化する痛みで、横になって安静にしていると軽快します。また、長時間の同一姿勢や作業後に増悪します。頸部の痛みに伴う筋緊張状態が頭痛・吐き気などを誘発することもあります。

変形性頸椎症<運動器系の病気(外傷を含む)>の診断と治療の方法

 保存的治療による疼痛コントロールが治療の目的です。まずは、日常生活で痛みを増悪させる動作、すなわち同一姿勢の長時間の保持を避けます。また、痛みがない時期には体操などで積極的に頸部の筋力をつけることは長期的にみて有効ですし、特別な頸部の筋力訓練でなくても、ランニングなどの軽い運動も効果的です。十分な睡眠時間や精神的リラックスも重要です。
 疼痛が強い場合は、消炎鎮痛薬や筋弛緩薬などの内服治療や、温熱療法などの理学療法と呼ばれる治療を行います。筋由来の痛みが強い時は、トリガーポイント注射と呼ばれる局所麻酔薬の注射が効果的です。