霰粒腫とはどんな病気か

  • マイボーム腺(まぶたの深部にある脂腺)が詰まって、なかに粥(じゅく)(かゆ)状のどろりとしたものがたまり、慢性的な炎症(肉芽腫性(にくげしゅせい)炎症)が起こって腫瘤(しゅりゅう)ができる病気です。
  • 乳幼児から老人まで、あらゆる年齢層に発生します。

霰粒腫の原因は何か

  • マイボーム腺はまつ毛の生え際近くに開口部がありますが、その開口部が炎症などで詰まることによって起こります。

霰粒腫の症状の現れ方

  • まぶたにドーム状のしこりができます。
  • 普通、痛みはありません。
  • 放置すると次第に大きくなっていきます。
  • 外から触れるとコリコリしたしこりができています。
  • 放置すると、まぶたの皮膚側や内側に破れて内容物が出ることがあります。
  • しかし内容物が出ても、麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と違い、これで治りきることはまずありません。
  • また、時には腫瘤に細菌感染を併発することがあり、この場合、麦粒腫のように発赤と痛みを伴います。

霰粒腫の検査と診断

  • 症状と無痛性のしこりの存在から、診断は比較的容易です。
  • ただ、高齢者で同一部に再発を繰り返す場合、がんの可能性もあるので、手術で摘出した組織を顕微鏡で調べる必要があります。

霰粒腫の治療方法

  • 局所麻酔をし、切開して摘出します。
  • 小児の場合は全身麻酔が必要になります。
  • 原則は手術ですが、手術を避けたい場合は、ステロイド薬を腫瘤に注射します。
  • これで治らない場合は、やはり手術が必要です。

霰粒腫に気づいたらどうする

  • まぶたにできたしこりに気づいても、通常は痛くないので、眼科受診が遅れがちです。
  • 傾向としては徐々に大きくなっていくので、早めに眼科を受診しましょう。