眼瞼けいれん<眼の病気>の症状の現れ方

 両眼のまぶたが過度に緊張して開きにくくなるタイプは、中年の女性に多くみられます。しばしば瞬目過剰(しゅんもくかじょう)(まばたきが異常に多い)、羞明(しゅうめい)(光を異常にまぶしがる)などを伴います。けいれんは明るい所でひどくなり、暗い所で軽減します。また、活動や緊張によってひどくなり、休息により軽減します。重症では、まったく眼があけられなくなります。
 片眼性のものは、やはり中高年に多いのですが、男女ともにみられ、同側の唇のけいれんを伴い、流涙(りゅうるい)を自覚します。
 眼球の異常では眼痛、異物感、かゆみ、羞明、流涙などがあります。
 線維束収縮は、突然まぶたの一部がぴくぴくと瞬間的にけいれんし、違和感はあるものの、痛みなどはありません。開瞼も正常です。一度起こると、時々何度か繰り返します。疲労時によく起こります。たいていは1〜2週間ほどでおさまります。

眼瞼けいれん<眼の病気>の診断と治療の方法

 肉体的、精神的安静をとるようにします。羞明があればサングラスをかけます。この病気に特異的な治療として、眼輪筋へのボツリヌス菌毒素の注射があります。ほかに、人工涙液の点眼や内服薬(抗コリン製剤、抗うつ薬など)を投与します。また、難治症例では眼輪筋の切除術が行われます。
 眼球の異常では、その原因疾患の治療が必要です。線維束収縮は、普通1〜2週間で自然に治ります。