翼状片<眼の病気>の症状の現れ方

 徐々に角膜(黒眼)に結膜(白眼)が伸びて侵入してくるので、鏡を見るとわかります。侵入した結膜は、多少赤みを帯びていることが普通です。
 痛みもなく、ほかには症状はありませんが、放置して大きくなり角膜中央にかかると、視力が低下します。

翼状片<眼の病気>の診断と治療の方法

 侵入してきた結膜組織の大きさが、角膜の端から3mm程度(角膜中心までのおよそ半分)になると、侵入した結膜組織とその根元の結膜自体を切除する手術をしなくてはなりません。この時、角膜自体も表層は混濁しているため、薄くそぎとる必要があります。
 3mm以上に成長した翼状片では、手術しても不正乱視(ふせいらんし)(角膜表面がいびつな形になること)が残って、多少視力低下が残る場合があります。
 問題は、手術後再発するケースが少なからずあることで、その場合は再手術が必要です。
 再発を少なくするため、一種の抗がん薬(マイトマイシンC)を術後に点眼することもありますが、角膜や強膜(きょうまく)に対する毒性に気をつけなければなりません。
 また、手術方法自体もいろいろ工夫されています。主として結膜を切除した欠損部に、ほかの場所の健常な結膜を移植する方法ですが、残念ながら再発率はゼロには至っていません。