兎眼とはどんな病気か

  • 眼を閉じることができなくなり、そのため眼の表面が強度の乾燥状態となって、角膜に点状表層角膜症や角膜混濁(こんだく)を生じる病気です。
  • 一般に眼を閉じようとすると眼は上を向くので、兎眼の時は角膜の下方が外気にさらされることになるため、傷は角膜の下方に強く出ます。
  • 極端な例では角膜潰瘍(かいよう)となったり、細菌や真菌の感染を伴う重症な例もあります。

兎眼の原因は何か

兎眼の症状の現れ方

  • 眼が閉じられないため、眼の表面の強い乾き、ころつき、痛みを生じます。
  • 長期化すると、表面の傷が常態化するばかりか、角膜表面のにごりも伴って視力が低下します。

兎眼の検査と診断

  • 顔面神経麻痺の原因を検索するため、頭部の断層写真(CTやMRI)をとります。

兎眼の治療方法

  • 顔面神経麻痺の原因治療を行うのはもちろんです。
  • 眼の治療については、顔面神経麻痺が軽快してくるまでの間、眼の表面が乾燥するのを防ぐため、軽症では防腐剤を含んでいない人工涙液を頻回に点眼したり、中等症では抗菌薬眼軟膏(がんなんこう)を入れて眼帯をします。
  • 重症になると、眼を閉じた上から透明な専用保護膜を貼ったり、上と下のまぶたを一時的に縫い合わせたりします。

兎眼に気づいたらどうする

  • かなり軽い兎眼でも、寝ている時は薄く眼をあいていることが多いので、夜寝る前にたっぷり眼軟膏を入れて、寝ている間に乾燥の影響が出ないようにしましょう。

関連項目