仮性近視とはどんな病気か

  • 近視は、多くの場合、眼が奥行き方向に伸びることにより生じます。
  • 伸びた眼軸(がんじく)は短くなることはありません。
  • つまり近視はいったん始まると、正視の状態にもどすことは困難です。
  • しかし、まれに調節を司る毛様筋(もうようきん)が緊張して、軽度の近視を生じることがあります。
  • この場合は治療により正視にもどる可能性があるので、仮性近視と呼ばれています。

仮性近視の原因は何か

  • 仮性近視の原因は、毛様筋の過緊張にあります。
  • 軽い遠視がある学童で、近くを見る作業が多くなった時に生じます。
  • しかし頻度は少なく、軽い近視が始まった学童の数%程度です。

仮性近視の症状の現れ方

  • 遠くの物を見る時に眼を細めて見る、テレビを見る時に近づいて見るなどの症状が出た場合は、近視の初期症状と考えられます。

仮性近視の検査と診断

  • 屈折検査で近視がみられ、これを矯正(きょうせい)する眼鏡をかけて視力が1・0以上あれば近視です。
  • 調節を麻痺させる点眼薬をさして、もう一度屈折検査を行い、屈折度が1D(ディオプター)以上遠視側(近視度が少ない方向)に変化した場合、仮性近視と診断されます。

仮性近視の治療方法

  • 仮性近視と診断された場合は、寝る前に調節麻痺の点眼薬をさすことにより、寝ている間に毛様筋がリラックスし、近視が改善することがあります。
  • 仮性近視ではない軽度近視の始まりの場合は、調節麻痺の点眼で近視を改善することは困難ですが、進行を遅らせる可能性はあります。
  • しかし、黒板が見にくくなった時点で眼鏡を作製することになります。
  • 近視の進行を予防する一般的な注意事項としては、悪い姿勢で読書をしないことなどです。