薬剤性難聴<耳の病気>の症状の現れ方

 蝸牛に障害が起これば、耳鳴り難聴が発生します。薬剤により生じる聴力の低下は高音域から始まり、会話音域、低音域へと広がっていきます。そのため、難聴に先立って耳鳴りを感じることが普通です。難聴は進行すれば、両耳ともまったく聞こえなくなることがあります。
 一方、前庭半規管に障害が起これば、めまい感、ふらつきが生じます。時に、吐き気、頭痛が現れることがあります。とくに、両側の前庭半規管が高度に損なわれた場合には、歩行時に景色がぶれるようになり、歩行障害や転倒の原因になります。

薬剤性難聴<耳の病気>の診断と治療の方法

 副作用が出たら、ただちに薬剤の投与を中止します。副腎皮質ステロイド薬、ビタミン薬などによる治療を行っても治療効果が期待できない場合がほとんどです。