鼻中隔弯曲症<鼻の病気>の症状の現れ方

 最も代表的な症状は鼻づまり(鼻閉(びへい))です。一般に、鼻づまりは鼻腔が狭い側(凸側)に強いのですが、広い側(凹側)でも生じることがあります。これは、凹側の鼻甲介(びこうかい)(鼻腔にある粘膜におおわれた骨の突起)の粘膜が肥厚し、空気の通りが悪くなるためです。
 また、鼻中隔弯曲症はいびきの原因にもなります。鼻づまりが高度の場合は睡眠呼吸障害を起こすこともあります。さらに、鼻内の気流の乱れのため、粘膜に炎症を起こせば副鼻腔炎(ふくびくうえん)や滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)も引き起こすことがあります。鼻出血も、凸側の鼻粘膜が吸気で常に刺激を受けるため起こりやすくなります。

鼻中隔弯曲症<鼻の病気>の診断と治療の方法

 鼻中隔弯曲症のため、鼻づまりが高度の場合、いびきや睡眠呼吸障害の原因となる場合、さらに副鼻腔炎滲出性中耳炎の原因となる場合、あるいはアレルギー性鼻炎を伴ってさらに高度の鼻づまりを引き起こしている場合は、鼻中隔矯正術を行います。これは、曲がっている鼻中隔の軟骨と骨を除去する手術です。その結果、左右の鼻腔の隔壁の一部は粘膜のみとなります。