鼻せつとはどんな病気か

 鼻の穴の入口付近は鼻前庭(びぜんてい)と呼ばれる部位です。この部分は皮膚でおおわれ、汗腺(かんせん)、皮脂腺(ひしせん)、鼻毛があります。これらの部位に細菌感染が生じ、うみがたまった状態です。
 爪による傷や鼻毛の抜毛により毛嚢(もうのう)や皮脂腺に細菌が感染することで起こります。

症状の現れ方

 鼻前庭のはれ、痛み、発赤が現れます。触るとかなりの痛みが生じます。進行すると、うみが破れて出てくることもあります。
 炎症が高度になると鼻全体、さらには顔面まではれる顔面蜂窩織炎(がんめんほうかしきえん)を生じたりします。まれに細菌が静脈系から頭蓋(ずがい)内に入り、頭蓋内合併症を起こしたりすることもあります。

検査と診断

 鼻鏡で観察するとすぐに診断はつきます。鼻の穴を鼻鏡で広げた時にかなりの痛みがあります。

治療の方法

 抗生剤を内服したり、抗生剤が入った軟膏を塗布します。痛みがひどい場合は鎮痛薬も処方されます。うみがたまってきたのが明らかな場合は、切開する場合もあります。

鼻せつに気づいたらどうする

 耳鼻咽喉科を受診し、適切な治療を受けましょう。鼻がはれたら、いじってはいけません。