鼻茸<鼻の病気>の症状の現れ方

 鼻茸をもつ患者さんで、最も頻度の高い症状が鼻づまりです。鼻づまりが両側にわたって高度な場合は両側性鼻茸、あるいは後鼻孔ポリープも疑うべきです。次いで頻度の高い症状は嗅覚障害、鼻汁(びじゅう)、後鼻漏(こうびろう)、頭痛です。また、喘息、アレルギー性鼻炎が合併する場合には、それぞれの症状が伴います。

鼻茸<鼻の病気>の診断と治療の方法

 鼻茸の治療の目的は、鼻づまりや嗅覚障害といった鼻茸そのものによる症状を改善することです。次いで後鼻漏や鼻漏、頭重感、睡眠呼吸障害などの付随症状も改善します。さらに、下気道の病気を合併している場合は、鼻呼吸を可能にすること、あるいは後鼻漏が軽減することによって呼吸機能の改善が得られます。
 全身的薬物療法としては、気管支喘息などの合併がなく、膿性あるいは粘膿性の鼻汁を伴う鼻茸の場合は感染型副鼻腔炎に伴う鼻茸の可能性が高いため、14員環系(いんかんけい)マクロライド(エリスロマイシンなど)の少量長期投与(マクロライド療法)を行います。また、アレルギー要素の強いと思われる鼻茸、あるいは喘息の合併する鼻茸に関しては、抗アレルギー薬の内服、ステロイド薬の点鼻が行われます。
 保存療法で効果が得られない場合は、手術療法が選択されます。単なる鼻茸切除だけでは高率に再発を起こすため、内視鏡下で鼻内副鼻腔手術を行って病巣を除去します。