慢性副鼻腔炎<鼻の病気>の症状の現れ方

 鼻汁が絶えず出てきてよく鼻をかむ、鼻が常につまっていて、口で呼吸をしている、いびきをかくなどの症状が持続します。両側に症状が現れることが普通です。そのほか、鼻汁(びじゅう)がのどにまわる(後鼻漏(こうびろう))、においがわからない、頭痛などの症状が現れます。気管支喘息を伴う慢性副鼻腔炎の場合はにおいがわからなくなることが頻繁にみられます。

慢性副鼻腔炎<鼻の病気>の診断と治療の方法

 耳鼻咽喉科専門医で定期的に鼻・副鼻腔にたまった鼻汁をきれいに取ってもらいます。細菌感染に引き続いて発症する慢性副鼻腔炎には、マクロライド系抗菌薬を少量ずつ、長期に使用すると有効な場合が多く認められます。このような治療を数カ月行っても効果がないか、効果が不十分な場合には、内視鏡を使用した鼻内副鼻腔手術が行われます。
 一方、気管支喘息を伴った慢性副鼻腔炎は一般に難治性です。まず気管支喘息の治療を内科の専門医にしてもらいます。そのうえで慢性副鼻腔炎に対して、耳鼻咽喉科専門医が抗ロイコトリエン薬を中心とした抗アレルギー薬を使用します。副腎皮質ステロイド薬の点鼻薬も頻繁に使用されています。
 最も有効なのは副腎皮質ステロイド薬の全身投与ですが、副腎皮質ステロイド薬の量が多くなると副作用が心配になります。このような薬物治療を行っても、効果の少ない場合には、内視鏡を使用した鼻内副鼻腔手術が行われます。
 慢性副鼻腔炎は、手術後の治療をおろそかにすると再発することがあるので、手術後にも耳鼻咽喉科専門医で診てもらうこと、手術前から使用していた薬を手術後も続けることが重要です。