小児副鼻腔炎<鼻の病気>の症状の現れ方

 鼻づまりと鼻汁(びじゅう)が起こりやすくなります。成人の慢性副鼻腔炎に多くみられる、においがわからない、鼻汁がのどに回るなどの訴えは少ないです。アデノイドの肥大やアレルギー性鼻炎が加わることがしばしばあり、鼻づまりをさらにひどくさせ、いびきや口呼吸が生じることがあります。

小児副鼻腔炎<鼻の病気>の診断と治療の方法

 耳鼻咽喉科専門医で、定期的に鼻・副鼻腔にたまった鼻汁をきれいに取り除いてもらいます。成人と比較して、マクロライド系抗菌薬を少量ずつ長期に使用するとよくなることが多く認められます。膿性鼻汁(のうせいびじゅう)の場合には、鼻汁細菌検査を行って細菌に有効な抗菌薬を投与します。とくに、ペニシリン耐性菌やメチシリン耐性菌が検出された場合には、より慎重に抗菌薬を投与する必要があります。
 アレルギー性鼻炎が合併する場合には、アレルギー性鼻炎に対して抗アレルギー薬の投与や抗原特異的免疫療法が行われます。改善がみられない場合には、手術を行います。副鼻腔が発育過程にあるため、一般に10歳以下では鼻茸切除のみ行います。10歳以上には、内視鏡を用いて鼻内副鼻腔手術が行われます。再発予防のため、手術後も耳鼻咽喉科専門医の診察を受け、鼻の処置や薬物の投与が必要です。