こんせんせいししゅうえん根尖性歯周炎の症状や原因・診断・治療方法と関連Q&A
英語/英訳:Apical periodontitis
- 出典|「六訂版 家庭医学大全科」株式会社法研発行
- 総合監修者
-
-
-
各編別監修者|口・あごの病気|瀬戸晥一 - 脳神経疾患研究所附属南東北病院・口腔がん治療センター長
根尖性歯周炎とはどんな病気か
- う蝕(しょく)(むし歯)から歯髄炎(しずいえん)を起こし、さらに根の先に向かって炎症が進み、根の先から周囲にまで及んだ炎症で、初めは歯に痛みが出てくる病気です。
根尖性歯周炎の原因は何か
- 口内細菌による、う蝕からの歯髄炎や、治療後の歯が再び悪化することにより起こります。
根尖性歯周炎の症状の現れ方
- 原因となる歯を叩くと痛みがあります(打診痛)。
- 歯は浮いた感じがして、軽度の動揺(グラグラすること)や持続性の鈍痛があります。
- 歯ぐきがはれ、さらに進むと痛みを伴って唇や頬まではれてきて、歯ぐきにうみがたまるようになります。
根尖性歯周炎の検査と診断
- 歯を叩いてみます。
- 原因と思われる歯をX線写真で調べたり、血液検査(白血球数など)で炎症の程度を調べます。
根尖性歯周炎の治療方法
- 歯の根の治療をして、腐敗産物の排出路を作ります。
- さらに抗菌薬を投与します。
根尖性歯周炎に気づいたらどうする
- う蝕や以前に治療した歯が痛む時は、早めに歯科医院を受診しましょう。