頸部リンパ節腫脹<のどの病気>の症状の現れ方

 一般細菌の感染によるものでは、歯や口、咽喉の痛みなど先立つ症状があり、しばらくして、頸部に痛みのある腫瘤(しゅりゅう)(こぶ)が触れるようになります。多くは発熱を伴います。外から見てもはれがわかる場合は重症で、リンパ節の膿瘍化(のうようか)も疑われます。
 原因となる病巣に近い部位のリンパ節が最もはれやすいので、口や咽喉からのものでは、頸(くび)の上方であごの角に近い部位にはれが生じるのが普通です。
 悪性腫瘍の転移の場合も同様で、腫瘍に近い部位のものがまずはれます。この場合、通常は痛みや発熱などを伴わず、硬いことが特徴です。内臓からの転移では、頸の下方のリンパ節がはれます。放置しておくと次々と腫瘤が増え、それぞれが大きくなっていきます。
 リンパ節に原発した悪性リンパ腫も、リンパ節は痛みを伴わず大きくはれます。

頸部リンパ節腫脹<のどの病気>の診断と治療の方法

 原因により治療法は異なります。細菌性炎症では抗生剤の投与が必要ですが、膿瘍化した場合は切開してうみを出す必要があります。原因になった病巣の治療が必要なことはいうまでもありません。腫瘍では、手術や放射線療法、化学療法が行われます。