食道非上皮性腫瘍<食道・胃・腸の病気>の症状の現れ方

 食道非上皮性腫瘍では、腫瘍の表面が平滑なため、嚥下(えんげ)障害などの症状を訴えることは少なく、多くはドック検診のバリウム造影検査や内視鏡検査で発見されています。

食道非上皮性腫瘍<食道・胃・腸の病気>の診断と治療の方法

 固有筋層由来の腫瘍でなければ、食道内腔から内視鏡的に切除が可能です。この際に最も重要なのは、腫瘍の発生部位と、腫瘍の主座の同定です。
 食道内腔面に発達・発育する腫瘍であれば、粘膜下層に生理食塩水を注入して膨隆(ぼうりゅう)させ、内視鏡的粘膜切除術(EMR)を行います。発育が壁外に目立つ腫瘍では、最近では胸腔内に3〜4箇所からトロカー(手術操作に必要な細径の器械を挿入する孔)を挿入し、内視鏡下手術が行われることが多くなっています。
 多くの食道非上皮性腫瘍は良性であるため、経過観察になることが多いのですが、最も重要なことは、経過観察中に腫瘍の増大や形態変化(とくに腫瘍表面の凹凸)を認めた場合であり、その際には悪性を疑って積極的に切除治療を考えます。