ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)<食道・胃・腸の病気>の診断と治療の方法

 ピロリ菌は、胃粘膜表層や粘液中にすみついているので、単独の抗生剤での駆除が難しい細菌です。そのため、いくつかの薬剤を併用する方法が行われています。抗潰瘍薬のプロトンポンプ阻害薬(PPI)とアモキシシリン(合成ペニシリン系抗生剤)、クラリスロマイシン(マクロライド系抗生剤)の3者併用療法が日本で保険適応となっており、1週間で90%前後の高い除菌率が報告されています。
 二次除菌法として、クラリスロマイシンの代わりにメトロニダゾール(抗原虫剤)を使用する療法も保険適用になりました。
 副作用としては、軟便、下痢などが10%前後生じますが、ほとんどが軽度のものです。