腸結核<食道・胃・腸の病気>の症状の現れ方

 腹痛、下痢、発熱、体重減少、下血などがみられますが、腸結核に特徴的な症状はありません。活動性の肺結核を伴っていれば咳、痰などの呼吸器症状も現れますが、日本では肺結核を伴わない場合が多いようです。

腸結核<食道・胃・腸の病気>の診断と治療の方法

 抗結核薬による化学療法(イソニアジド、リファンピシン、エタンブトール、ピラジナミドなど)が基本になります。多剤併用といい、3〜4種類の抗結核薬を同時に使用することで結核菌を死滅させます。症状の強い時には腸管の安静のために絶食とし、輸液を行います。狭窄、腸閉塞、穿孔(せんこう)、瘻孔(ろうこう)形成、大出血などの合併症のある場合は手術が必要になることもあります。
 抗結核薬による治療は半年以上かかりますが、中途半端な治療は結核菌の薬剤耐性のもととなり、その後の治療を難しくすることがあるため、中断せず続けるようにします。