蛋白漏出性胃腸症<食道・胃・腸の病気>の症状の現れ方

 浮腫(むくみ)が主な症状で、顔面や下肢などの限局性のものから、時には胸水や腹水を伴う高度なものもみられます。リンパ系の異常に基づく症例では、乳び性(白濁したリンパ液のこと)の胸水・腹水がみられます。
 そのほか、下痢、悪心(おしん)・嘔吐、腹部膨満感(ぼうまんかん)、腹痛などの消化器症状や、脂肪便(泥状便で酸性臭がある)、発育障害を伴うことがあります。

蛋白漏出性胃腸症<食道・胃・腸の病気>の診断と治療の方法

 腸リンパ管拡張症では、低脂肪・高蛋白食の摂取、中鎖脂肪酸を含む半消化態栄養剤の投与を行います。薬物療法としては、通常は利尿薬やアルブミン製剤を投与しますが、副腎皮質ホルモン薬の投与が有効な場合もあります。また、メネトリエ病では、H2受容体拮抗薬やプロトンポンプ阻害薬などの薬物療法が行われます。
 そのほか、続発性の症例では、原因となる病気に対する治療を十分に行うことが大切です。
 保存的治療で効果があまりなく、病変が限局している場合には、外科的治療の適応となります。