ワイル病(レプトスピラ病)<肝臓・胆嚢・膵臓の病気>の症状の現れ方

 病原性レプトスピラの種類によって、症状は軽症から重症までさまざまです。急性発熱性の病気で、軽症型ではかぜのような症状だけで軽快します。
 重症型の代表であるワイル病の主症状は、発熱、黄疸(おうだん)、出血、腎障害などで、感染後3〜14日の潜伏期をへて悪寒(おかん)を伴う発熱で発症します。ふくらはぎの筋肉痛、眼球結膜の充血が特徴的ですが、全身倦怠感(けんたいかん)、頭痛、腰痛などのさまざまな症状が現れます。第4〜6病日に、黄疸や出血傾向が現れます。

ワイル病(レプトスピラ病)<肝臓・胆嚢・膵臓の病気>の診断と治療の方法

 抗生剤による治療が行われます。感染早期ではペニシリン系、テトラサイクリン系など多くの抗生剤の効果が認められますが、ストレプトマイシンが最も有効です。
 レプトスピラ病の経過は極めて速く、ワイル病では治療開始時期が遅れるとしばしば重症化します。第2病日までに的確な治療を開始することが重要で、遅くとも第4病日までに治療を開始します。