先天性胆管拡張症<肝臓・胆嚢・膵臓の病気>の症状の現れ方

 多くは小児期に発症し、黄疸(おうだん)、おなかの柔らかな腫瘤(しゅりゅう)(しこり)、腹痛が特徴的な症状とされていますが、これらの典型的な症状に乏しいことも多く、胆汁の流れが悪いために便が白っぽくなったり、胆管炎による発熱や嘔吐によって気づかれることもしばしばあります。
 また、無症状のまま経過し、成人になって発症したり、健康診断などで偶然発見される場合もみられます。

先天性胆管拡張症<肝臓・胆嚢・膵臓の病気>の診断と治療の方法

 この病気は、放置しておくと将来肝硬変(かんこうへん)や悪性腫瘍が発生する可能性があるため、外科手術(拡張した胆管を完全に切除し、正常な胆管と腸をつなぐ)が必要で、最近では新生児でも手術が行われるようになってきました。
 手術後の予後は良好ですが、長期の経過のなかでは、肝内の胆管に結石ができたり、胆管炎を併発することがあるので、経過をみていくことが必要です。