腎がん(腎細胞がん)<腎臓と尿路の病気>の症状の現れ方


(1)無症状 健康診断などで偶然、超音波検査やCT検査を受け、発見される症例が増加しています。

(2)血尿 無症候性肉眼的血尿は、最も重要な症候です。

(3)腰背部疼痛、腹部腫瘤 このような症状・症候は腫瘍がかなり大きくなってから起こることが多く、最近ではあまりみられなくなっています。

(4)尿路外症状 発熱、貧血、食欲不振、倦怠(けんたい)感、体重減少などを総称してparaneoplastic syndrome(腫瘍随伴(ずいはん)症状)といいますが、このような場合では予後不良のことが多いです。

腎がん(腎細胞がん)<腎臓と尿路の病気>の診断と治療の方法

 腎細胞がんは通常の化学療法に対して抵抗性を示すため、手術が治療の原則となります。放射線治療は、脳転移や骨転移のある症例が対象となりますが、原発巣は放射線治療の対象とはなりません。
 周囲組織への浸潤のため、手術適応にならない場合では、経動脈的に腫瘍血管塞栓術が行われます。また、転移巣に対しては、身体状態が良好な場合や肺転移がみられた場合において、INF‐α (アルファ)(インターフェロンα)とIL‐2(インターロイキン2)を中心とした免疫療法が標準治療として行われています。