尿管口の粘膜が狭窄(きょうさく)を生じたことにより、尿管下端が膀胱内に嚢状(のうじょう)に拡張した病気です。女性に多く、左側に多く発症します。
 静脈性腎盂撮影では、膀胱内にこぶ状の陰影欠損がみられ、コブラ・ヘッド・サインといわれる所見が認められます。こぶといわれる嚢状のなかに、結石を合併することもあります。尿管開口異常(尿管異所開口)を合併することもあります。
 症状はとくになく、偶然発見されることもあります。治療は嚢状のこぶの一部を内視鏡的に切開するだけで改善します。嚢をあまり大きく切除すると、膀胱尿管逆流現象を起こすことがあるといわれています。