真性多血症(真性赤血球増加症)<血液・造血器の病気>の症状の現れ方

 赤ら顔、眼の結膜の充血、頭痛、耳鳴りめまい、皮膚のかゆみ(とくに入浴後)、高血圧などがあり、皮下出血、寝汗、体重減少が現れる場合もあります。
 さらに、一過性脳虚血発作(いっかせいのうきょけつほっさ)、脳梗塞(のうこうそく)、心筋梗塞(しんきんこうそく)、深部静脈血栓症(しんぶじょうみゃくけっせんしょう)などの血栓(血管内での血の塊)症を合併する場合もあります。脾臓(ひぞう)のはれがあると腹部の圧迫、膨満(ぼうまん)を感じます。また、消化性潰瘍を合併することが多いのも特徴的です。

真性多血症(真性赤血球増加症)<血液・造血器の病気>の診断と治療の方法

 瀉血(しゃけつ)(静脈血を除去する)および経口抗がん薬による赤血球数のコントロールが主となり、症状、年齢に応じて選択します。

(1)若年者
 比較的若年の人に対しては、瀉血によるコントロールが主体になります。しかし、赤血球の増加が高度で瀉血を何度も必要とする場合や、脳梗塞心筋梗塞などの血栓症の危険性が高いと判断された場合は、ハイドロキシウレア(ハイドレア)、ブスルファン(マブリン)などの経口抗がん薬を用います。

(2)高齢者
 70歳以上の高齢者に対しては、経口抗がん薬によるコントロールが主となり、必要に応じて瀉血も考慮されます。
 そのほか、血栓症の合併を予防するために、アスピリン(バイアスピリン)、チクロピジン(パナルジン)などの抗血小板薬も用いられます。