シェーンライン・ヘノッホ症候群<血液・造血器の病気>の症状の現れ方

 多くは上気道感染後に腹痛が起こり、主に下肢、臀部(でんぶ)、上肢伸側に紫斑が認められます。本疾患の紫斑は、血小板減少時にみられる紫斑と異なり、やや隆起し、左右対称で、下腿伸側や臀部に多く発生します。
 全身症状としては、関節症状、腹痛、腎症状があげられます。関節症状は、足関節、膝関節の疼痛、腫脹(しゅちょう)です。腹痛は、下血を伴うことがあります。30〜40%に腎障害による血尿、蛋白尿がみられ、ネフローゼ症候群を起こすこともあります。

シェーンライン・ヘノッホ症候群<血液・造血器の病気>の診断と治療の方法

 特異的な治療法はなく、対症療法を行います。紫斑が強い時は、安静、血管強化薬、抗線溶薬(こうせんようやく)(トラネキサム酸)を使用します。腎機能低下など全身症状が強い場合は、副腎皮質ステロイド薬を投与することもあります。腹部症状があり、第XIII因子が低下している場合は、第XIII因子濃縮製剤を投与します。