貨幣状皮膚炎とはどんな病気か

図3 貨幣状皮膚炎
  • 10円硬貨くらいの大きさの湿疹がいくつも現れ、強いかゆみがあります(図3)。

貨幣状皮膚炎の原因は何か

  • また、金属アレルギーや扁桃腺炎(へんとうせんえん)、歯周病(ししゅうびょう)などの細菌感染が原因になることもあります。

貨幣状皮膚炎の症状の現れ方

  • 小さな丘疹(きゅうしん)がかゆみとともに次第に大きくなり、硬貨から鶏卵くらいの大きさの円形や楕円形の茶褐色の湿疹が下肢、とくにすねの部分に現れ、次第に腕や体幹に広がっていきます。
  • 強いかゆみがあり、時には睡眠が妨げられることもあります。
  • 表面からは滲出液(しんしゅつえき)が出てじくじくしたり、かさぶたになることを繰り返します。
  • 乾燥が原因の場合には、春から夏になると次第に軽くなります。

貨幣状皮膚炎の検査と診断

  • 円形の紅斑(こうはん)が次第に大きくなり、とくにステロイド外用薬を塗っても効果がみられない場合、白癬菌症(はくせんきんしょう)(たむし)の可能性があります。
  • 厚く白い鱗屑(りんせつ)(皮膚表面からはがれ落ちる角質)がみられ、肘(ひじ)や膝(ひざ)をはじめ全身に円形の紅斑がみられる場合は、乾癬(かんせん)の可能性があります。
  • 皮膚科を受診し、時には皮膚の生検で診断をします。

貨幣状皮膚炎の治療方法

  • 皮膚の乾燥による場合には入浴後に全身に保湿クリームやローションを塗り、病変にはステロイド外用薬を塗ります。
  • かゆみが強い場合には抗ヒスタミン薬を内服します。

貨幣状皮膚炎に気づいたらどうする

  • 過度の暖房をひかえ、入浴時の洗いすぎ(ナイロンタオルなど)を避け、皮膚の乾燥を防ぐよう心がけてください。
  • アルコールや香辛料は血行を良くしてかゆみが強くなることがあります。
  • かくことで病変は悪化するため、早めに皮膚科を受診して治療を始めるようにします。
そのかゆみはアレルギーが原因かも? 肌のかゆみをおこす5つの病気

現在、アレルギーに悩む人の数はどんどん増えています。その症状はさまざまで、鼻水や鼻づまりなど、鼻炎の症状がでる人や、かゆみや湿疹など皮膚に症状がでる人など、人によって異なります。なかでも、強くしつこいかゆみは一度現れるとなかなか引くことがなく、厄介な症状のひとつ。その代表格がアトピー性皮膚炎で、以前はアトピー性皮膚炎といえば子どもの患者が多かったのですが、近年では成人になって初めて発症する人も増えています。そのほかにもアレルギーが原因で起こるかゆみにはさまざまなものがあります。ここではそれらの病気について紹介。簡単な対処法も紹介します。

【足がかゆい】足の指・足の裏がかゆい7つの原因ー湿疹・皮ムケ・水疱

ついイライラしてしまう足のかゆみ。足の指や足の裏がかゆくて、どうしようもないことはありませんか。足裏が蒸れやすい夏だけでなく、通気性の悪い靴や靴下を履いていると、かゆみが起こることもあるでしょう。足のかゆみというと、つい「水虫?」と考えてしまいますが、実際には水虫の他にも足指や足裏のかゆみを引き起こす病気はあります。適切な対処をとるには病気の実態を知ることが何よりも肝心。まずは、足のかゆみの原因となる病気について、正しい知識を取り入れましょう。

赤い湿疹が出たときの対処法ー考えられる5つの病気|急性と慢性の違い

突然、現れる赤い湿疹。かゆみがひどかったり、発熱を伴ったり、「湿疹」とひとくちに言っても原因や症状はさまざまです。特に気をつけたいのが、その湿疹が急性的なものか、あるいは、慢性的なものかということ。それによって、およそ病気の見当をつけることが可能になります。ここでは、急性と慢性の違いについて簡単に解説。合わせて、それぞれ考えられる病気についても、概要を紹介します。それぞれの特色を理解して、いざという時に正しく対処できるようにしましょう。