結節性紅斑とはどんな病気か

  • 下腿(かたい)(膝から足首まで)に円形ないし不規則形の紅斑が多発し、触ると硬いしこりと圧痛のある病気で、病理学的には皮下脂肪組織を中心とする炎症です。

結節性紅斑の原因は何か

結節性紅斑の症状の現れ方

図9 結節性紅斑
  • 若年から更年期の女性の下腿前面に好発します。
  • 圧痛、時に何もしなくても痛みを伴う直径1〜5mmの硬いしこりのある紅斑が多発します(図9)。
  • 重症の場合は太ももや腕にまで広がることがあります。
  • しばしば発熱、全身の倦怠感(けんたいかん)、関節痛などの全身症状を伴います。
  • 通常、2〜4週で消えますが、反復することがあります。

結節性紅斑の検査と診断

  • 皮膚の生検(皮膚を数mm切り取って調べる検査)を行い、皮下脂肪組織を中心とする炎症であることを確認します。
  • 病理組織学的な特徴から、バザン硬結性(こうけつせい)紅斑、結節性多発動脈炎(けっせつせいたはつどうみゃくえん)、スウィート病、深在性エリテマトーデスウェーバー・クリスチャン病などと区別します。
  • 血液検査では白血球の増加、赤沈やCRPなどの炎症反応の亢進がみられます。

結節性紅斑の治療方法

  • ベッドで安静にしていることが最も重要です。
  • 薬物療法としては非ステロイド性消炎鎮痛薬やヨードカリの内服が一般的ですが、重症例では副腎皮質(ふくじんひしつ)ステロイド薬の内服も行われます。
  • 基礎疾患がある場合はその治療が重要です。

結節性紅斑に気づいたらどうする

  • 類似の症状を示す病気が多数あるので皮膚科専門医を受診し、皮膚生検により確定診断を受けることをすすめます。