鶏眼(うおのめ)とはどんな病気か

図20 鶏眼(うおのめ)
  • 限局性の角質増殖(頂点が真皮側に位置する円錐形(えんすいけい)の角質増殖)です(図20)。

鶏眼(うおのめ)の原因は何か

  • 機械的刺激が繰り返し加わることによって生じます。
  • 足型に合わない靴をはいたり、軟らかい底の靴で砂利道のように硬い凹凸のある所を歩くことなどが原因になります。
  • 末梢性(まっしょうせい)あるいは中枢性(ちゅうすうせい)の神経の病気から生じる歩行困難によって、足底のつまさきの一部が常に歩行時に圧迫を受けることなども原因になります。

鶏眼(うおのめ)の症状の現れ方

  • 歩行開始後なら、どの年齢でも発生します。
  • 好発部位は足底の外周に近い部分、第4〜5趾間、趾端趾背(したんしはい)です。
  • 角化部に垂直に加わる圧力によって、激痛が生じる限局性の淡黄色・半透明な角質増殖病変が現れてきます。

鶏眼(うおのめ)の検査と診断

  • 角化部の表面を削って中央部に半透明な角質柱を認め、かつその周辺に角質肥厚(かくしつひこう)が存在すれば容易に診断が可能です。
  • 病理組織所見では、肥厚した角質柱がクサビ状に下方に入り込んでいます。
  • 表皮は圧迫され有棘層(ゆうきょくそう)は萎縮し、真皮乳頭(にゅうとう)は扁平化します。

鶏眼(うおのめ)の治療方法

  • 病巣の中心が円錐状に角質増殖したのが痛みの原因なので、病巣の表面を1mm程度削り、中心の角質柱を円錐形に摘除します。
  • この中心の角質柱を核出することも可能です。
  • 次いで、液体窒素(ちっそ)を綿棒に浸して切除跡に押しつけて冷凍凝固処置を行います。
  • 2週間おきに以上の処置を繰り返します。
  • 同時に、足型に一致した適度な硬さの底の靴を、皮膚との摩擦(まさつ)が少ない靴下とともにはくようにします。
  • 歩行時に足底面に平均に体重がかかるような靴を選びます。
  • ハイヒールのようなかかとの高い靴はよくありません。

鶏眼(うおのめ)に気づいたらどうする

  • 皮膚科専門医を受診して、病気の状態に合った適切な治療(感染を合併している場合は抗生剤投与が必要になる)と病気についてのアドバイスを受けます。

関連項目