ダリエー病<皮膚の病気>の症状の現れ方

 角化性小丘疹(多発、融合、しばしば湿潤(しつじゅん))が、主に顔面、体幹、陰股部(いんこぶ)、腋窩(えきか)などの脂漏・間擦部に多発してきます。時に水疱(すいほう)も現れます。皮膚の症状は夏期に悪化し、悪化時には湿潤(しつじゅん)して悪臭を放ちます。
 定型疹は、帽針頭大までの角化性丘疹で自覚症状のない場合が大部分ですが、時にかゆみがあります。手のひら、足の裏では点状の小陥没がみられることもあります。
 手の指背や足の趾背(しはい)では、灰白色〜赤褐色で直径が1〜数mmの扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)のような丘疹(きゅうしん)がみられることもあります。爪はしばしば肥厚、混濁、脆弱化(ぜいじゃくか)(もろくなる)します。口腔、食道、外陰などに粘膜症状を示すこともあります。
 まれに精神症状(精神発達遅滞やてんかん、性格変化、精神発育障害)もみられます。
 細菌やウイルス感染の合併、とくに単純疱疹(ほうしん)の合併が起こりやすいので注意をする必要があります。また、発汗による悪化や湿疹化もみられます。

ダリエー病<皮膚の病気>の診断と治療の方法

(1)レチノイド(チガソン)(10mg)4カプセルを2回に分けて服用します。
(2)5%サリチル酸ワセリンを1日2〜3回患部に塗り、痂皮(かひ)(かさぶた)や鱗屑(りんせつ)(皮膚表面からはがれ落ちる角質)の除去に留意します。
(3)この病気では細菌感染症が起こりやすく、またウイルス感染症であるカポジ水痘様発疹症(すいとうようほっしんしょう)も合併しやすいので、発症時には適当な抗生剤や抗ウイルス薬である塩酸バラシクロビル(バルトレックス)の内服などを行います。