全身性強皮症(SSc)<皮膚の病気>の症状の現れ方

 発病に数年先行して、指先が寒冷刺激で蒼白となるレイノー症状が現れることが多いようです。発症初期は手指の持続性の浮腫(ふしゅ)が主体ですが、やがて硬化期に入り、皮膚が徐々に硬くつまみ上げられないようになり、皮膚のしわは少なく、光沢をもつようになります。この皮膚硬化の範囲は病型により範囲、程度が異なります。肘(ひじ)・膝(ひざ)よりも末梢に限られているものを限局型、近位に広がるものを汎発型と分類します。
 時間がたつと皮膚の硬化は完成し、徐々に萎縮が皮下組織まで進行して萎縮(いしゅく)期に至ります。内臓病変では肺線維症(はいせんいしょう)などの呼吸器病変、逆流性食道炎などの消化管病変、不整脈などの心臓病変、肺高血圧、腎性高血圧などを合併します。

全身性強皮症(SSc)<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 軽症の場合はビタミンEなどの末梢循環改善薬、重症例や進行性の場合はステロイド薬、免疫抑制薬などが用いられますが、決定的な治療法はありません。温浴やマッサージなどの理学療法も大切です。
 内臓病変がある場合はそれぞれ病変に応じた治療をします。